四川省の伝統スイーツ「冰粉(ビンフェン)」を提供する日本初の専門店、楽冰粉(ラクビンフェン)が高田馬場にあるのを知っているだろうか。冰粉とは、ナス科オオセンリという植物の種子を水の中でもんで、ゼリー状にした食べ物である。
看板メニューは、ドラゴンフルーツやキウイ、マンゴーなど季節のフルーツをたっぷり乗せた『フルーツビンフェン』(680円)と、餅にきなこと黒蜜をかけた「黒糖もちもち」(中国語で糍粑)が入っている『黒糖もちもちビンフェン』(680円)。どちらも、火鍋や麻婆豆腐などの辛い四川料理を食べた後にぴったりのデザートだ。
『フルーツビンフェン』は果物のさっぱりさと冰粉のちゅるちゅるとした口当たりが心地良い。同店の冰粉は、オオセンリの種子から手もみで作っており、添加物を使わずヘルシーなので罪悪感なく楽しめる。タピオカの代わりに冰粉が入った『ビンフェンミルクティー』(Mサイズ450円)は、一風変わったドリンクメニューだ。
店内の商品は全品テイクアウト可能なので、持ち帰ってゆっくり食べたり、食べ歩きしたりして、ビンフェンを楽しんでみてほしい。