ピッツェリア イル タンブレロ(PIZZERIA IL TAMBURELLO)に一歩足を踏み入れれば、東京にもっとこんな店が増えることを心から願うだろう。店内の設計からして素晴らしく、テーブル数は控えめで20席ほど。キッチンの横には小さなカウンターが配され、外から見えるいちばんいい位置にオーブンが置かれている。
同店が入る建物は、半世紀前に建てられたもので、東京の時間の流れからいえばとてつもない歴史が流れていることになる。高い天井の店内は、以前は薬局だったとのことで当時の雰囲気がそのまま随所に生かされている。
オーナーシェフの大坪善久は、南イタリアのレストランで修行を積んだ後、帰国。ヨーロッパ風のテイストと、ほかにはない雰囲気が気に入り、この物件を選んだという。この店の魅力を満喫するのであれば、ディナーがおすすめ。もっちりした歯ごたえだが軽めの生地が特徴的で、ナポリサイズの大きなピッツァが食べられる。
とはいえ、予算が限られているならランチタイムの利用もいいだろう。ディナーよりサイズは少し小さめだが、1,300円で好きなピッツァとスープ、デザートが楽しめる。
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