2021年10月、早稲田大学構内に村上春樹の作品や関連書籍、レコードなどを所蔵した「村上春樹ライブラリー」が開館した。建築家の隈研吾によって設計された建物内には、同大学生が運営する落ち着いた雰囲気のカフェ「橙子猫(オレンジキャット)」が併設されている。
村上春樹が考えるおいしいコーヒーの条件とは、「深みの中に甘みがあること」だそう。その味わいを忠実に再現するために自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「堀口珈琲」によって作られたのが「ライブラリーブレンド」だ。注文を受けてからハンドドリップで抽出し、入れたてを提供。同ブレンドのコーヒーを使用して作る「コーヒーゼリーパフェ」(500円、税込み)も併せて堪能したい。
店内には、村上春樹が自宅で使用していたアンティークテーブルやイスが置かれており、実際にそこで飲食できる。ライブラリーを利用するには事前予約が必要だが、カフェは予約なしで利用可能だ。
なお、村上春樹ライブラリーが臨時休業の場合は休みになるので注意してほしい。