2018年、天満橋と谷町4丁目の間にオープンしたスパイスカレー店。メニューは、南アジアプレート、ネパールダルバート、ハイデラバードビリヤニの3種類が隔週でローテーションするのが特徴だ。
取材時はビリヤニ週間で、用意されたのは「マトンビリヤニ」(1,350円、以下全て税込み)。骨付きのマトンがゴロゴロと入ったビリヤニはかなりボリューミーで、スパイシーな辛みが食欲を誘う。
プレートにはさっぱりとした風味のヨーグルトサラダである「南国ライタ」と、ナッツとゴマベースのカレー「ミルチカサラン」が添えてあり、ビリヤニと混ぜることで味わいが変化する。トッピングでおすすめの「スパイシーキーマカリー」(300円)や、とろとろ半熟の「スパイスたまご」(150円)も、ビリヤニの「味変」のブーストをアシストしてくれる。
店主の小橋大介はインドやネパールに毎年足を運び、スパイス料理の知見を深めている。現地の飲食店の厨房(ちゅうぼう)を見学し、時には働いたりと、貪欲に蓄えた経験値により自らの料理をアップデートし、新メニューの開発にも意欲的だ。今最も目が離せないカレー店の一つだろう。