あきる野市で名の知れた日本料理店といえば、300余年前に建てられた庄屋造りの古民家を移築改修した、「黒茶屋」だ。黒茶屋が同敷地内で営業している秘境感あふれるカフェが「野外テラス 水の音(みずのね)」である。
人の手が入っていない自然のままだったエリアにカフェを設置したのは、「絶好のロケーションを生かしてお客さまにもっと楽しんでもらいたい」というオーナー・髙水謙二の思いから。テラスから眺める岩瀬峡は、渓谷の中でも珍しく川筋がまっすぐ流れていて、まさに絶景である。春は若葉、夏は新緑、秋は紅葉と1年を通して楽しめる。
人気メニューは、自家製あんこを使用した「あんみつ」(750円、以下全て税込み)や国産のユズを使った爽やかな「ゆずサイダー」(600円)。2023年5月からは色とりどりの「クリームソーダ」 (900円)も楽しめるようになった。店舗の設計はオーナー自身がしたそうで、階段状に設置された席は場所によって大きく眺めが異なるのも魅力だ。
定休日のほかに、荒天休業および不定期の休業があるので、公式ウェブサイトや電話などで問い合わせてから訪れるといいだろう。