台東区の下町情緒あふれる町の一角にある、明治時代から3代にわたり受け継がれてきた銭湯を改築したカフェ。入り口の扉を開けると、木札の付いた靴箱や体重計、トウの脱衣かごなど、懐かしいものたちが出迎える。番台も当時のまま残されており、上がってみることもできる。
店内はかつて風呂場だったエリアが建築事務所のオフィス、脱衣所だったエリアがカフェになっている。 カフェ側からはガラス戸越しに富士山のペンキ絵が楽しめる。スタッフに声をかければ、オフィスに入り写真を撮ることも可能だ。
看板メニューは、自家製アイスクリームと自家焙煎(ばいせん)コーヒーを合わせた『マリアージュプレート』だ。アイスはブルーベリーとキウイ、湘南ゴールドみかん、チョコレートの4種類があり、おすすめなのが小田原のあきさわ園で収穫された果実をたっぷりと使用したブルーベリーだ。アイスに使われているミルクがコーヒーとの相性をさらに良くしている。
店内に設置されたビンテージロースターで焙煎されたコーヒーは、軽やかでクリーンな味わいと、後から追いかけてくる甘みが絶妙。『マリアージュプレート』のコーヒーは、時期によって豆の種類は異なるが、4種類のアイスに合わせてそれぞれと相性の良いものを用意している。まずはアイスとコーヒーを単独で味わい、最後はアイスの上からコーヒーをかけて一緒に味わうのがレボン流。想像を上回るペアリングの妙をぜひ堪能してほしい。