偉大なる「レフェルヴェソンス」の総料理長、生江史伸が得た名声の一部は、中村和成のお陰であるといっても過言ではない。何年間もミシュラン2つ星レストランのオーナーシェフの右腕を務めた中村は2014年に異動し、レフェルヴェソンスがよりカジュアルに食を楽しめるようにオープンしたレストランの「ラ ボンヌ ターブル」を引き受けた。
食事は、旬の食材を使ったシェフお任せのコースを用意。農家と漁師から直送された食材を使い、西洋と日本の味がマリアージュした芸術的なフレンチで多くのファンを獲得している。
高級レストランなら捨ててしまうかもしれない材料や肉の細切れを使って、エコロジカルイーティングにも取り組んでおり、中村は「食べられる食材は、限られた資源です。持続可能な料理をお出ししようと努めています」と話す。
特集記事
『東京、注目の若手シェフの店10選』