さっぱりしたいけどガッツリ食べたい? 懐の広い「新梅田食道街」なら、そんなワガママもかなえてくれる。目指すべきは「讃岐の麺×大阪のだし」という夢の最強タッグが生み出した「大阪讃岐うどん」だ。すでに一つのジャンルとして定着しているが、その火付け役と言えばやはり「釜たけうどん 新梅田食道街店」だろう。
ゆでたうどんを冷水でキュッと締め、つけだしをかけて食べる「ぶっかけ」を専門に提供する。つややかに輝く長くて太いうどんは、うっとりするほど立派。唇の上をツルツルと滑っていく快感を楽しんだら、濃いめでありながらも、やはり大阪風の上品さが漂うつけだしの風味に包まれよう。後はもっちりとした食感と確かなコシを気の済むまで楽しんで。飲み込んだ後に残る生姜とレモンの爽やかさが「もう一本…」と箸をわんに向かわせる。
どのメニューも小(300グラム)、中(400グラム)、大(800グラム)と麺の量が選べる。中サイズを基準に「ちょっと少なめがいい」「もりもりに食べたい」とかゆい所に手が届くナイスな設定だ。
1番人気は、器から思い切り飛び出たちくわ天がトレードマークの「ちく玉天ぶっかけ」(小・800円、中・830円、大・980円、以下全て税込み税込み)。国産和牛のみを使用した贅沢な逸品「肉ぶっかけ」(小・1100円、中・1130円、大・1280円)もおすすめ。人気店ゆえ「行列に並びたくない」というワガママだけはかなわないかも知れないので、注意してほしい。