コーヒー焙煎士の久光康隆は、2010年後半、神楽坂に小さな姉妹店をオープンするまで、都立大学で不思議な名前のダンアロマを10年以上も経営してきた。ジャズが軽やかに流れる店内だが、内装は相反するものでごった返している。しいて言うのなら、古典的なコーヒーハウスとテーマパークと化した地下牢の間くらいだ。4人しか座れないこのお店がテイクアウト客を狙っているのは確かだ。ただ、座って飲めば600~700円するコーヒーも、テイクアウトなら本日のコーヒーが250円、その他のメニューが350円と格安になる。テイクアウトでこのおいしいコーヒーを安く飲めるのは、泥棒に近い。4種のブレンドと10数種の変わった単一豆のコーヒーがある。どれもドリップでいれられ、レギュラー、ストロング、もしくはデミタスから選ぶことができる。我々はダーク240度ブレンドを注文した。リッチな香りながら威圧的ではなく、チョコレートの香りが柑橘系特有の香りでまとまる感じである。コーヒー豆も販売されているが、法外な値段ではない。
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