本の街として知られる神保町は、カレーの街としても有名で、あちこちでカレー専門店を目にする。同店は一見スタンダードな店構えだが、個性的なカレーが売り。カレー好きの間ではよく知られてた店だ。店名は先代のオーナーが、エチオピアのコーヒー好きだったことに由来する。
オリジナルのガラムマサラを使用し、長時間煮込んだ野菜とスパイスのとろみで仕上げるため、味のインパクトはあるがさっぱりしてもたれにくいのが特徴。スパイスは香りを損なわないよう、種類に応じて適切なタイミングで調理していく。皿に盛り付けた後にかけるスパイスもあり、一口食べると口のなかで弾けるような爽快感がある。
丸のまま提供されるじゃがいもにはバターが添えられ、そのまま食べるもよし、カレーに投入してもよし。辛さは0倍から70倍まで選べるが、はじめはほどよい辛さの3倍からをすすめたい。
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