スペイン語で「季節」を意味するエスタシオンは、マドリッドにあるような石造りの通りに佇む隠れ家的な、居心地の良い食堂。神楽坂のフランス料理激戦区にあるが、そのヨーロッパのような雰囲気に野堀貴則シェフによるスペイン料理店は馴染んでいる。
店内に座席は18席、オープンキッチンでは彼が一品一品料理を用意しているのがよく見える。元はイタリア料理を専門としていたが、スペイン旅行後にスペイン料理に夢中になった。2015年10月に開店し、特定の地方の料理にこだわらず、家庭的な料理で胃袋と魂に栄養を与えることを重視している。看板メニューは、最も旬の食材を米と一緒に土鍋で煮込んだ野菜のシチュー。量が多いので、2人以上のグループでシェアできる。
アラカルトメニューは、アペタイザー約10種類とメイン5種類。すべてシェアするように作られている。もう少し食べられそうなら魅力的なデザートもある。おすすめは、アペタイザー2種類、メイン、米料理を味わえるおまかせのコース。デートの夜にもぴったりだ。