「OMO5京都祇園」の横の細い路地にあるラーメン店。中に入ると、打放しコンクリートの空間にダウンライトの照明の下、カウンター席に置かれたプルシアンブルーのボトルとグラスが目を引く。
メニューは数字とアイコンのみ。ロースかモモかを選べる看板メニューの「鴨ラーメン」(1,485円、以下全て税込み)、「鴨つけ麺 ベリーソース」(1,650円)、「鴨つけ麺 みかんソース」(1,870円)などがある。オーナーシェフがフレンチ出身であるのもうなづける、ソースの使い方だ。
鴨ラーメンは、スープをすすれば濃厚な「紀州鴨」のうまみを味わえ、ドイツ産ライ麦を使った全粒粉細麺はそれに負けないくらい風味が豊かだ。器の縁には香り高いブドウ山椒が散りばめられている。パンチのある味変を繰り返し楽しんでいると、ごちそうさままではあっという間。もはやラーメンというより、絶品のカモ料理の「一杯」を堪能してほしい。