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  • 下北沢

COFFEA EXLIBRIS

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タイムアウトレビュー

下北沢でカフェといえば、好き嫌いがはっきりするBEAR POND ESPRESSO(ベアポンド エスプレッソ)を連想するだろう。COFFEA EXLIBRIS(コフィア エクスリブリス)も同じくらいの間、下北沢で営業を続けているが、マスコミ取材を拒否し、店内の撮影を断り続けてきたためにスポットライトから身をかわしてきた。ここまでおいしいコーヒーを出す店が、ここまで知られていないのも不思議である。ただ、知られていないが故に、ほかでは当たり前の行列がない。店内はしっくいの塗られた壁に使いこまれた木の床、そして繊細な小さな家具とロハスな雰囲気で統一されている。ただドリンクメニューはかなりまじめなものばかり。今まで飲んできたものとは違うコーヒーがここにありますよ、とメニューに示されている。エスプレッソ系のメニューもあるが、メインはやはり単一種の豆で入れられたドリップコーヒーである。コーヒーポットとともにコーヒーの産地や特徴などが書かれた用紙も運ばれてくる。我々は最も高いブラジルのグロッタ・サオン・ペドロ(900円)を注文した。このコーヒーはコーヒーのオスカーといわれる2011年「カップオブエクセレンス」審査会で初優勝を飾ったものだ。この味わいは素晴らしい。レモングラスやパイナップル、マンダリンオレンジやりんごなど、運ばれてきたあんちょこに書かれている無数の香りを、コーヒーが徐々にさめて口に運ばれるたびに味わえる。900円は一杯のコーヒーの値段にしては高く感じるかもしれないが、このコーヒーはその金額分の何かを与えてくれる。

詳細

住所
東京都世田谷区代沢5-8-16
東京
アクセス
小田急線、京王井の頭線『下北沢』駅(南口)徒歩6分
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