1909年に創業した精肉店「豚捨」の外宮前店。創業者の森捨吉がかつて豚を飼っていたことから「豚捨」と呼ばれており、それがいつの間にか屋号になったのだという。そんなルーツもあってか、実はメニューの中には豚肉を使った料理も用意されている。
食事メニューは、「牛丼」や「ビフテキ丼」「ハンバーグ」「とんてき」など、牛肉や豚肉を使ったものを中心に用意。そのほか、春から秋限定で楽しめる「タコライス」も毎年人気の一品だ。
食べ歩きを楽しみたい人には、注文が入ってから揚げられるコロッケや串カツといった揚げ物メニューがおすすめ。中でもいちおしは「コロッケ」で、カリカリサクサクの衣にほんのりブラックペッパーがきいたタネで、ビールが欲しくなる味わいだ。揚げ物のテイクアウトは、店内利用とは別の列から購入できるので、スムーズに手に入るのもうれしいところである。
ただし、特に春の季節にはカラスが食べ物を奪いにくることが多いので、食べ歩きをする際には注意が必要。また、店の前での飲食も控えるようにしてほしい。
臨時休業の場合もあるので、電話で営業状況を確認してから訪れよう。