デザートのみのコースを提供する「アシェット・デゼール」の店、「アス(As)」。シェフパティシエとして腕を振るうのは、南青山の人気パティスリー「アン グラン(UN GRAIN)」などで経験を積んだ青木繁だ。
店名の「As(アス)」は、シェフの名前の頭文字と「明日元気になれるデザート」という意味を込めたもの。天然大理石のカウンターは6席並び、季節のフルーツを使った菓子を目の前で作り上げる様子が堪能できる。
デザートコースの内容はその時によるが、4、5品ほど。旬のフルーツに合わせて、毎月メニューをアップデートしている。パーツを組み合わせて作るデザートは形や表情がそれぞれ違うため、あえて不ぞろいな「Sghr(スガハラ)」のガラス皿に盛り付けられている。
一年の中で特に人気は「栗と柑橘のコース」。主役は、熟成した「しまんと地栗」のモンブランである。マロンクリームのコクととスーパーラフランスのさっぱりとした甘さが同時に味わえる絶品だ。