麻布十番駅から徒歩1分、1932年(昭和7年)創業の老舗のカフェ。2002年に大阪から現在の麻布十番に移転した。あんみつやプリンなどのスイーツのほか、お好み焼き、雑炊、餃子のような食事メニューもそろう。
なかでもパンを使ったメニューが目玉で、関西風のだしを使った卵焼きを挟んだ『玉子サンド』は大人気。都内の百貨店では、このサンドイッチだけを販売する専門店も出店している。マヨネーズソースとマスタード、和風のだし巻き卵、パンの組み合わせは意外な相性の良さで、洋食なのに和食を食べているような不思議な気分になるが、さっぱりした後味が心地よく、つい手が伸びてしまう。
池袋西武や渋谷の東急フードショーなどにある『玉子サンド』の専門店で購入できるが、夕方早めに売り切れてしまう店もあるので注意を。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)