地域密着型の飲食店が軒を連ねる松見坂エリアに店を構える同店は、池尻大橋で人気の「焼鳥やおや」の店主が開いたハイブリット居酒屋だ。ニューヨークのレストランにインスピレーションを受けたという店内には、モルタルのカウンターを挟んで、スタッフとも気軽に会話が楽しめる空気感が心地いい。
シェフの志摩倖司はフレンチやイタリアン、スパニッシュ、アメリカンなどさまざまなジャンルのレストランを経験した経歴の持ち主。そんな多彩な料理の知識と技術を生かした和洋折衷の創作料理とともに、酒粕焼酎ベースのチューハイやナチュラルワインなどを振る舞う。
うま味たっぷりの塩辛と酒粕、サクサクのクルトンがマッチした「酒飲み専用グラタン 」や、春菊、青麻鮮などでアレンジを加えた「グリーン麻婆豆腐」など、意外性のあるボーダーレスな料理は「普通の居酒屋に飽きてしまった」という人に食べてほしいものばかりだ。