自然にミイラとなったものから人工的につくられたミイラまで、南米、エジプト、ヨーロッパ、オセアニア、日本など世界各地のミイラ43体が一堂に会する展覧会が、国立科学博物館で開催。
ミイラ文化のイメージが強い古代エジプトでは、人間のミイラのほかに、イヌ、ネコ、ヒツジ、魚などの動物ミイラもつくられていたり、湿地遺体(ボッグマン)と呼ばれる保存状態が非常に良いヨーロッパのミイラがあったりと、驚きにあふれたミイラとの出合いができる。
最新科学によって明らかになったミイラの実像や文化的・学術的な価値を知ることで、それぞれの地域が持つ死生観や文化の違いを知ることができるのも楽しめるポイントだ。