隅田公園の向かいにある、飛鳥時代に起源を持つ寺。聖天とは『大聖歓喜天』の略で、象の頭を持つ夫婦の姿をしており、その男女が抱き合う姿から、縁結びや子授けのご利益があるとされる。平井にある『平井聖天』、熊谷市内の『妻沼聖天』とあわせて関東三聖天と呼ばれる。境内では見慣れない紋章を見かけるが、これは商売繁盛を願う巾着と無病息災、夫婦円満、子孫繁栄を願う二股大根を組み合わせたもの。それゆえ、ご本尊『大聖歓喜天』への供物として大根が欠かせず、毎年1月7日には『大根まつり』が開かれ、元旦以来お供えされた大根がフロふきにして参詣者に振舞われる。浅草名所七福神の毘沙門天を祀っていることでも知られる。
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