平山郁夫《想一想》と昭和期の日本画家たち
「半蔵門ミュージアム」で、「平山郁夫《想一想》と昭和期の日本画家たち」展を開催。平山郁夫の名作『想一想』などを展示するほか、明治以降に生まれ、主に昭和の時代に活躍した日本画家たちを取り上げる。
平山の《想一想》は仏伝シリーズの一つで、釈尊がブッダガヤの菩提樹(ぼだいじゅ)の下で悟りを開いた瞑想(めいそう)場面を幻想的に表現している。今回は、同じくブッダガヤで悟りを開いた場面を表した、ガンダーラ仏伝浮彫『降魔成道』とともに鑑賞できる。
さらに、太陽を描いた横山大観と児玉希望、動植物を丁寧に表現した川合玉堂や堂本印象、人物を描写した鏑木清方と伊東深水の作品と、さらに小倉遊亀による静物画や、加藤東一の風景画も展示。近代日本画のみずみずしさや画家それぞれの個性を堪能してほしい。
※10時〜17時30分(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月・火曜/入場は無料