干支(えと)にまつわる展示や伝統芸能を楽しめるイベントが開催。21年目となる2024年は、「辰」にちなんだ展示を行う。
注目は、リュウの姿をらでん(螺鈿)で表現した中国・元時代の「龍涛螺鈿稜花盆」。貝を緻密に加工する高度な技術は、一度は見ておく価値がある。そのほか、黒雲背景に5匹の龍を描いた中国・南宋時代の「五龍図巻」、薬師如来が従える守護神「十二神将立像(辰神)」など、重要文化財の数々が展示される。
そのほか新年に関連した展示や、新春気分を感じられる生け花、2024年1月2(火)・3日(水)には和太鼓や獅子舞など、新春限定の企画を開催する。正月は、龍の迫力と造形の繊細さを鑑賞しに出かけよう。