建て替えのため2023年10月に惜しまれつつも57年の歴史に幕を下ろす初代「国立劇場」で、日本の伝統芸能の殿堂としての魅力を味わい尽くすイベントが開催。開場当時に寄贈された近代絵画や彫刻の名品が常時展示されているロビー見学や、「花道」「廻り舞台」「黒御簾」など歌舞伎を上演する大劇場の機構を体感できるステージツアーが楽しめる。
そのほか、同劇場の1階ロビー正面に舞台と簡易着席スペースを特設。生誕150年を迎えた彫刻家・平櫛田中の傑作「鏡獅子」についての講演が行われ、伝統芸能ファンだけでなく、美術ファンも必見だ。
時間を気にせず、劇場空間を一日じっくりと堪能してみては。