東京消防庁が開館した、防災に関する知識を体験を通して学ぶことのできる施設。インストラクターが館内のさまざまな防災学習ゾーンを案内するツアーを行っており、1時間40分の基本コースのほか、50分のショートコースも選択できる。
基本コースは「消火」「煙」「地震」の3つの体験学習コーナーに加え、応急救護学習か防災ビデオの視聴を選択して回る流れとなっている。「消化コーナー」では、実際に消化器を握りしめて大画面に映された炎の消化活動に励み、「煙」コーナーではリアルな煙の中を背を低くして歩くなど、どのコーナーも臨場感たっぷり。一度体験しておけば、実際に災害が起こっても慌てないかもしれない。
注目は、基本とショートの両コースに組み込まれている「地震体験」。大スクリーンに流れる映像で地震に対する備えなどを学んだ後、自身体験装置で東日本大震災とほぼ同じ震度7を体験する。激しい横揺れに、地震の恐ろしさを身をもって体感できるだろう。
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