本郷の静かな通りにある、築126年の歴史を誇る鳳明館は、まさに日本の旅館のあるべき姿を体現したかのようだ。木造で、ガラス戸があり、装飾的な前庭がある。宿の主人はここが文部科学省認定の登録有形文化財であり続けられるように努力をしている。
現在は、大規模改修により「日帰りプラン」のみを提供。2025年4月5日(土)までは、1カ月間限定で「鳳明館コワーキングスペース」としても機能している。文豪気分が堪能できる歴史と和の魅力が詰まった空間で、リモートワークや打ち合わせ、会議、カフェタイムといったさまざまな活動ができる。
宿は向かい合う2つの建物から成り、さらに徒歩5分のところにも別館がある。唯一の欠点は立地で、一番近い繁華街である上野や御茶ノ水駅からでも徒歩20分かかる。
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