軽井沢駅から車を10分ほど南に走らせると辿り着くホテル「ふふ 軽井沢 陽光の風」は、自然とアートに満ちた極上のリトリート空間だ。
エントランスの中央には、大きなガジュマルを設えたラウンジがあり、各所に植栽があふれ天窓から降り注ぐ陽の光を浴びている心地よい空間が広がる。
コンシェルジュデスクのカウンター越しには、現代美術家の磯谷博史が「ふふ 軽井沢」のために制作した作品が飾られている。セピア色の木々の葉の写真と葉の緑色を使った額縁の組み合わせがシックで、主張し過ぎずにこの空間にフィットしている。磯谷の作品はダイニングの入口にも設置されており、この写真も同施設のためのコミッションワークとなっている。
ふふの大きな特徴は、全部屋に温泉が備わっている点だ。長野県の蓼科温泉から毎日湯が運搬されており、24時間いつでも客室で入浴できる。
ディナーは「ミシュランガイド東京2024」にも掲載されている丸の内のレストラン「プレーガ 東京(Plaiga Tokyo)」が出店。軽井沢店独自のスタイルとして薪(まき)焼き調理されたメニューの数々が味わえる。