心斎橋と長堀橋の間に位置するレコードバー。グローバルな人気を誇る店で、日によっては、客の8割近くが、イギリス、カナダ、アメリカ、フランスといった海外から訪れるレコード好きで占めることもある。
「レコードの音はCDと違ってマイルドで、ずっと聞いていても疲れないところが魅力」と店主の松本英雄は語る。約5000枚のレコードコレクションはアメリカ、イギリスの70年代のソウルや「シンガーソングライターもの」に加え、店主が「B級ジャズですね。でもその感じがいい」と苦笑いする90年代のアシッドジャズやジャズファンク、さらに日本のシティポップやラテンなどが揃う。
スピーカーはJBLの歴史的名作、1978年モデルの4311-A。これに小型スピーカー2台を加えたマトリックス式セッティングで、柔らかく響く良質な音を生み出している。
ドリンクは「スーパーニッカ」や「サントリーローヤル」など、昭和以来愛されてきた日本のベーシックウイスキーのソーダ割りが好評だ。
店のチルな空気の妨げにならないよう、4人以上のグループや大声で話す人は入店不可。店内喫煙可で、禁煙席はない。