大阪市福島にあるレコードカフェバー。天井高が約4メートルあるゆったりと広い50席のフロアには、オーディオマニア垂ぜんの大型・超高級スピーカーが3セット鎮座している。オーナーである川越智夫によるスケールの大きな「オーディオ愛」を感じる店だ。
機材は全てビンテージで、スピーカーは1950年代のタンノイの「コーナーヨーク」やアルテックの「ラグーナ」などのほか、4台の真空管アンプも揃える。川越はそれらを気分によって使い分けるという。
約3000枚のレコードコレクションは、ジャズやソウルを中心に、昭和のJ-POPもカバー。レコードに針が乗せられた途端、目の前でミュージシャンが演奏しているかのような、異次元の生々しい再現力に誰もが驚くだろう。
ドリンクのコレクションは、ウイスキーだけでも100種類を超える。世界的にプレミアム価格が付くジャパニーズウイスキーの「富士山麓」が1,000円(以下全て税込み)、「イチローズモルト 秩父」でも1,600円という良心的な価格設定だ。音楽好きもウイスキー好きも、一度足を運んでみる価値はあるだろう。