ジンは16世紀のオランダで薬用酒として誕生した。ジンはジュニパーベリーの香りをつけた蒸留酒であり、古来から強壮や健胃、解熱などに効用があると信じられ、医師や薬局でも重宝されたという。
その後、ハーブなどの香りを楽しむボタニカル風味のドライ・ジンが人気となり、以後のジンの主流となっている。また、ジンはマティーニやギムレットなどのカクテルベースとしても用いられ、世界規模に広まった。近年では中目黒にジントニック専門バー「アントニック(Antonic)」がオープンした。厳選した各国のジンを飲み比べてみよう。