[title]
あなたの周りでは、2020年に実行されるはずだった大きな計画のうち、いくつかが保留になっているかもしれない。しかし、ロンドンで建設中だった超高層ビル「22 Bishopsgate」の本体工事がついに完成した。このビルの高さは、278メートル。
上の写真は、工事に使用されたクレーンから撮影されたもので、曇り空の向こうにはロンドンで最も高いビルであり、ヨーロッパで最も高いビルでもある「シャード(The Shard)」を見ることができる。22 Bishopsgateはこのシャードに次いで、ロンドンで2番目に高いビルとなる。
このビルの骨組みに使われているのは、エッフェル塔の2倍の鋼材。工事を担当したマルチプレックス社はこの建物を「ヨーロッパ初のバーティカル・ヴィレッジ(垂直の村)」と表現している。オープン後は、主にオフィススペースとして、使われる予定だ。
それだけではない。地上125メートルのクライミングウインドーを備えたジム、1700台駐輪できるサイクルパーク、フードマーケット、ロンドンで最も高い場所に位置する公共アートスペースなども併設される。
「TwentyTwo」という名称でも知られている22 Bishopsgateを設計したのは、PLP Architecture。ビクトリア地区にあるプリズムのようなNova Buildingも担当した建築デザイン会社だ。このビルの建設プロジェクトは2008年に始まり、世界的な恐慌のために中止にとなっていた「The Pinnacle」 跡地を引き継いで2017年にスタート。今年の困難にもかかわらず、ロンドンでいくつかの崇高な野望が実現されているのは良いことだ。
関連記事