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航空会社が消毒をしてもしなくても、機内で新型コロナウイルスに感染する可能性はかなり低いかもしれない。
マサチューセッツ工科大学マネジメントサイエンス学の教授であるアーノルド・バーベットが実施した新たな研究によると、旅行者が2時間のフライトで新型コロナウイルスに感染する確率は4300分の1だという。中央の座席を使用してない航空会社の場合は、7700分の1になる。この研究結果は、例えば空港の中を歩くといった飛行機の外での行動は考慮されていない。
バーネットが研究した変数には、現在ほぼ全ての飛行機に導入されている高度な空気浄化システム、感染者の隣に座る可能性、マスクが実際には感染を防げない可能性などがある。
教授はさらに踏み込み、健康状態や年齢によって異なるが(可能性は低いが)空の旅で感染した人がこの病気で死亡する確率は、40万分の1、あるいは60万分に1に過ぎないことも立証した。そうは言っても、72歳になるバーネット自身はリスクを負うことを避け、当面は飛行機での旅行を控えているようだ。
アメリカ国務省が渡航禁止を解除したことやアメリカ人が国内旅行に行きたくてうずうずしていることを考えると、この研究の知らせはエキサイティングなことであり、落ち着かない状況を少しは沈めてくれることでもある。
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