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関西広域連合が「年末年始緊急宣言」を呼び掛け

感染者の急増や医療体制の行き詰まりが起因に

Kaila Imada
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Kaila Imada
Digital Editor, Time Out Tokyo
Dotonburi, Osaka
Photo: Ramon Kagie/UnsplashDotonburi, Osaka
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日本各地で新型コロナウイルスの患者数が急増し続けているため、各地域は独自の警告や新たな予防措置を発表している。政府が「Go To トラベルキャンペーン」の全国一時中止を決定したことを受けて、関西地方はウイルスの拡散を抑制するために「関西・年末年始緊急宣言」を呼びかけた。

ジャパンタイムズが報じたところによると、この発表は20201219日に開かれた、関西広域連合の対策本部会議で行われた。大阪府は数日前に、独自の「医療非常事態宣言」を発令したばかりである。

医療崩壊を防ぐため、兵庫県、京都府、奈良県、大阪府、滋賀県、徳島県、鳥取県、和歌山県を含む関西広域連合は、関西の住民に対し、年末年始は感染が拡大している地域への不要不急の外出や帰省、特に飲食を目的にした往来を控えるように呼びかけた。

また政府は、忘年会や新年会などのイベントの開催を見送ることを、粘り強く国民に呼びかけていく方針だ。大みそかや初詣、成人の日は特に注意してほしい。なお、「関西・年末年始緊急宣言」の正式な開始日や終了日は発表されていない。

「関西・年末年始緊急宣言」に先立ち、関西の各地域ではすでに同様の要請が発表。京都府では拝観時間の変更や、飲食店の営業時間を21時までにする短縮要請が始まっている。

原文はこちら

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