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「古」の趣きと「今」の洗練を感じさせる古民家オーベルジュの鎌倉古今。1855(安政2)年築の古民家をリノベーションし2019年にオープンした、ラグジュアリーホテルだ。ここに宿泊できるのは、年180日限定、一晩に二組のみと限られている。当時の風情を生かした蔵と緑苑に囲まれたメゾネットスイートはそれぞれ4人まで。別邸で暮らすような感覚で滞在ができるのが魅力だ。
「食」「寝」「浴」三つの魅力とは?
「食」は山形発祥のオーガニックレストラン、アル・ケッチァーノのシェフ奥田政行がプロデュースした、レストラン古今(Restaurant COCON)に任せよう。
レストランはランチ営業もしており、小学生以上なら宿泊者以外でも利用できる。さらに、炊き立てご飯が自慢の和朝食(宿泊料に含まれる)は、部屋食も可能なのがうれしい。
「寝」はエアウィーヴ社の寝具が安眠をサポートしてくれる。室内は、江戸時代から住み継がれてきた住居とは思えない快適さで、木のぬくもりを感じながらくつろげるだろう。
「浴」の空間は、こだわりのヒノキ材と伊豆石に囲まれた浴室。どちらも緑が目に鮮やかで、最新式のマイクロバブルバスも設置している。直径1000分の1ミリメートルというミクロの泡に包まれ、隅々まで汚れを落として美肌や疲労回復などの効果も期待できるのだ。
さらには専属コンシェルジュがフルサポートし、滞在中は何度でも鎌倉市内を案内してくれる。鎌倉宮からもほど近いので守られた空間で効率的に移動でき、衛生面でも安心だろう。
横浜からわずか20分、東京や品川などの都心からでも1時間弱、運賃1,000円以内で行ける鎌倉は、通常なら日帰り圏内。この時期だからこそ、生活区域からアクセスしやすいディスティネーションは大切だ。ラグジュアリーかつウェルビーイングな時間を約束してくれる鎌倉古今で、ストレスにさらされた魂の洗濯をしてみてはどうだろうか。
テキスト:間庭典子
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