ニュース

郡ごとにアメリカの今の状況が分かる新型コロナ感染マップ

Anna Rahmanan
テキスト:
Anna Rahmanan
Senior National News Editor
Harvard map
Photograph: Harvard Global Health Institute
広告

ハーバード・グローバル・ヘルス研究所が開発した、新型コロナウイルスのリスクレベルマップ、COVID Risk Level Map では、アメリカの各州内の各郡における感染の今の深刻度を確認することができる。

このマップデータの基になっているのは、WHO、USAFact、OWID、Bing COVID Trackerから逐一集められる情報。各地のリスクレベルを緑、黄、オレンジ、赤の4色を使い、以下のように表している。


感染は10万人に1人未満であり、感染封じ込めに向かっていると考えられる。引き続き、ウイルス検査と接触者追跡プログラムによる感染の監視は推奨。


感染は10万人当たり10人未満で、市中感染が起きている。厳密な検査と接触者追跡プログラムへ予算投下することを推奨。

オレンジ
感染は10万人当たり10~24人で、感染の拡大が加速している。検査と接触者追跡に加えて、自宅待機命令を実施すべき状況。


感染は10万人当たり25人以上で、感染の急激な拡大が起きる転換点を迎えている。住民には早急に在宅避難を求めるべき状況。

マップによると、2020年7月7日時点で、赤のリスクレベルにあるのは、アリゾナ州、フロリダ州、サウスカロライナ州、ルイジアナ州の4州。黄のレベルで、10万人当たり1日1.1人の感染が報告されているバーモント州とハワイ州は、どちらもうまく沈静化の方法に向かっていると言えるだろう。

ただ、単に分析するだけでなく、感染にどう適切に対応するかについてのコミュニティーのガイドラインを実際に作成することが、このマップの本来の活用方法だと言えるだろう。

ハーバード大学エドモンド・J・サフラ倫理学センターのディレクターであるダニエル・アレンは公式声明の中で、「人々は意思決定のため、各地域における新型コロナウイルスのリスクレベルについて、明確で一貫性のある情報を必要としている。各地域で違った政策を取りたいと考えている政策立案者にとっても同様だ。また、私たちは一丸となってメインの目標に集中する必要がある。目標とはもちろん、感染をゼロに近づけることだ」と述べた。

ドライブや日帰り旅行、アメリカ国内での旅を検討している場合は、このマップをぜひ参考にするといいだろう。

原文はこちら

関連記事

ニューヨークのハイライン、7月16日から再オープン

旅行は近場と自然に注目、「新しい日常」を過ごす日本人読者の声

経済活動フェーズ2のニューヨークで食事をするためマナー8選

ニューヨークの地下鉄駅にPPE自動販売機が登場

国内旅行は7月から活発に?「新しい日常」を過ごす外国人の声

最新ニュース

    広告