[title]
上野、湯島で「3密」を避ける画期的な飲食スタイルが誕生した。
2020年10月14日から始まった「ガイトウスタンド」と呼ばれるこの取り組みは、上野と湯島にまたがる仲町通りで商店街の街灯をオープンテラス化するもの。着脱式のテーブルが設置された街灯で、近隣の飲食店14軒が提供するテイクアウトメニューを楽しめる新たな街角空間だ。
文化資源を活用したまちづくりを実践する『アーツ&スナック運動』の一貫で、ウィズコロナ時代の飲食店街のニューノーマルを探る試みとして、企画。東京文化資源会議上野スクエア構想PT、東京大学都市デザイン研究室、上野、湯島の地元商店会やビルオーナーが連携して今年5月ごろから検討と試作を進め、8月に台東区の道路占用許可を取得、9月から試験的に導入し、実現にこぎつけた。
10月14〜16日には、デビューイベントとして『飲める街灯誕生!上野・湯島ガイトウスタンド&テラス』が開催。約20台の「ガイトウスタンド」が商店街に広がり、多くの人が沿道の店舗でテイクアウトした商品を楽しんだ。また、「ガイトウスタンド」の設置体験や設計者の説明を聞くことができる『スタンド設置体験会』や、コラボレーション企画として、本とメイドの店 気絶のメイドが順にスタンドを掃除、消毒して回る美化プログラムも実施された。
11月末までの毎週金曜と土曜(17〜22時)は、同エリアでスタンドテーブルが継続的に設置される予定。ユニークなオープンエア空間に足を運んでみよう。
関連記事
『コロナ禍の好機、国道がテラス席になる二子玉川まちみちテラスを開催』