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日本では法制化されていない同性婚をはじめ、セクシュアルマイノリティの権利が守られ、安心して暮らせる環境とは言い難い。しかし、諸外国に比べて非常にゆっくりではあるが、少しずつ良い未来へ向かっているのではないだろうか。一般社団法人Marriage For All Japan —結婚の自由をすべての人に(以下MFAJ)は、日本における同性婚の合法化のためキャンペーンを行っている。
2020年11月26日(木)、MFAJは国会議員を招いて『第2回マリフォー国会』を開催。新型コロナウイルス感染対策のため、会場は国会議員とスタッフ限定だが、YouTubeでイベントのストリーミング配信を行う。ビデオの視聴者数は、結婚の平等を求めている人の数を示すことになる。
差別なく愛する人との結婚を選べる社会へ
現在、同性パートナーシップ証明書を発行している都道府県や市町村はごくわずかであり、それらには通常の結婚制度に適用されるお互いの税金や財産の管理、不動産や住宅購入、賃貸住宅入居の際の制度など、当事者たちの権利をかなえられるものはいまだに無い。また、全ての都道府県が相互承認されておらず、つまりは都道府県間を移動する際に、カップルが別の証明書を再申請しなければならない場合がある。同性婚やシビル・ユニオン・パートナーシップ(法的に承認されたパートナーシップ関係)も日本では認められていない。
同性婚の法制化へ向けた活動をサポートするため、現在MFAJはChange.orgで署名を募集中だ。
第2回マリフォー国会 同性婚を伝えよう (院内集会)
11月26日(木)13時00分開始
ライブストリームはこちら
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