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創業80年を超える神保町の有名餃子店スヰートポーヅが、2020年6月10日までに閉店した。理由は明かされていないが、当初は新型コロナウイルスの影響により、4月13日までの休業としていた。緊急事態宣言解除後も休業状態が続き、今回「閉店」の張り紙が店先に掲示されたのだ。
神保町 すずらん通り沿いの餃子専門店「スヰートポーヅ」さんが閉店されました。新型コロナウイルス拡大防止のために休業中でしたが、本日閉店のお知らせが貼り出されていました。神保町の老舗店がまた一つ閉店、寂しくなります。 pic.twitter.com/Kt3sbfOIv0
— 本と街の案内所 (@jimbou_info) June 10, 2020
張り紙には、「お客様各位閉店のお知らせ長い間のご愛顧誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます(店主)」とのみ。空になったショーケースから哀愁が漂う
噛むと、ちょうど良い挽き具合の豚肉の肉汁と、生姜のブレンドが口いっぱいに広がって!餃子世界No.1の味がこの世から永久に無くなってしまう。漬物もサイコーでした。お疲れ様でした。「ヰ」の文字を打つ事はもうないでしょう。#スヰートポーヅ pic.twitter.com/OuPY1tBehl
— 岸野雄一 (@KishinoYUICHI) June 10, 2020
Twitterではトレンド入り。SNS上では、この唯一無二の餃子がもう食べられない事を悲しむ声が
レトロなたたずまいも特徴的なスヰートポーヅは、1936(昭和11)年創業。メニューは焼き餃子、水餃子、天津包子の3種で、棒状の焼き餃子は、肉汁が染み出るよう両端が空いており、厚みのある皮がその肉汁を吸うことで味わいが増すという絶品だった。
ここ数年神保町では、名店が後継問題や建物の老朽化などによって、相次いで閉店。チェーンの居酒屋やビルが増え、風景も変わってきている。
2015年には老舗洋菓子店の柏水堂、2018年には天ぷら店のいもやが閉店。今年に入ってからは、老舗居酒屋の酔の助、数日前にはキッチン南海が6月28日(日)に閉店することを発表し、現在多くの客が行列を作っている。
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