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着物専門店のやまとが新作浴衣を発表した。『ゆかたゼロ コレクション』は着やすさをとことん追求して作られた新ラインで、ユニバーサルデザインの7原則である、公平性や自由度、分かりやすさなどを取り入れた工夫が施されている。
日本人にとっても、YouTubeのチュートリアルなしで浴衣を着付けるのはなかなか難しいが、やまとの新作はそんな「着られない」を「着られる」デザインに仕上げている。
ラインナップは、『上下に分かれた前開きタイプ』と『かぶるだけ、はくだけタイプ』『ワンピースタイプ』の3種類。前開きタイプのデザインは、ゴムボタンやスナップなどを使用することで、車いす利用者でも簡単に着付けが可能に。またワンピースタイプは、羽織って巻きつけるだけのデザインでサイズ調整も自由自在だ。
ゆかたの着付けで一番難しい帯も、マジックテープで固定をするだけで装着ができる。リボンがすでに結ばれているデザインなので型崩れも心配ない。帯の色は5色で、立体的なリボンと、車いす利用者にも快適なフラットな折り返しリボンを用意。浴衣も5種類の柄と6種類のサイズを展開しており、自分の体型や身体に合ったものを選ぶことができる。
通常の浴衣とも見分けがつきにくく、着心地も抜群な『ゆかたゼロシリーズ』価格は3万4,900円(帯を含む)。障がいのある人や浴衣ビギナーの外国人にも、浴衣を自分で着てみる楽しさや心地よさを感じさせてくれるだろう。
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