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自身もラッパーであるRYUZOが手がけた、渋谷にあるレコードバー、ブラッティアングル(Bloody Angle)が経営支援のためのクラウドファンディングを5月25日(月)に開始した。
同店は、アートディレクターYOSHIROTTENが内装をデザインした赤いネオンで統一されたオリエンタルな隠れ家のような空間とRYUZOの持つ魅力に引きつけられ、ミュージシャンやスタイリストなど感度の高い人々が集まる社交場だ。
現役のラッパーがセレクトした国内外の旬のレコードを、極上の選曲術で堪能することができるのも魅力で、日本のみならず海外からもわざわざこの店を目がけて来る客も多い。また、2020年2月には昼時間帯にも楽しめる姉妹店、ブラッディアングル DOUGEN TONGを道玄坂に開店したばかり。タイムアウト東京のレギュラーマップ『101 THINGS TO DO IN SHIBUYA(渋谷でしかできない101のこと/英語版)』でも話題のニューオープンとして取り上げた店舗だ。
しかし、新型コロナウィルスの感染拡大の影響でブラッティアングルは3月末より営業を自粛。ブラッティアングル dougen tong もテイクアウトとUberEatsのみの縮小営業続けているが、経営持続が困難な状況に陥っており、この度経営支援のためのクラウドファンディングに踏み切った。
目標額は300万、1,000円から支援可能で7月13日(月)まで募集する。資金の使い道は家賃やスタッフへの給料など、営業自粛期間中の運営資金に使うとのこと。
リターンには、ブラッティアングルDOUGEN TONGのオリジナルグッズをはじめ、このクラウドファンディングのためにYOSHIROTTENがアートディレクションし、イラストレーターの高橋鉄平がイラストを担当した限定Tシャツ(5,000円)やパーカー(1万円)などを用意。さらにスタッフが厳選した「和モノ」と呼ばれるジャンルのレコードを10〜20枚詰め合わせたアソートセット(1万円)など支援の輪を超え、自身の世界が広がるグッズが提供されている。
非常事態宣言が解除されたが、夜の渋谷ににぎわいが戻るにはまだ時間がかかるだろう。同店を通じて更新されてきたナイトライフカルチャーを失わせないためにも、ぜひ一度クラウドファンディングページをチェックしてみてほしい。
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