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あの雄大な富士山のタイル絵を拝むことができる日も、残りわずかとなってしまった。江戸時代創業の老舗銭湯、蛇骨湯が、2019年5月31日(日)に閉店することが決まった。
蛇骨湯は、浴槽もカランもすべての湯が天然温泉の温泉銭湯として知られ、なかでも黒褐色の湯が体を温める「黒湯」が人気だった。2009年にリニューアルして以降、以前にも増して賑わっていたこともあり、今回の廃業の知らせには多くの人が落胆していることだろう。
3月17日には同じく浅草の老舗、喫茶店のアンヂェラスが閉店する。浅草っ子たちに愛された憩いの場が消えていくのは、時代の流れとは言え寂しいことだ。最後の日まで、その雄姿を見守りたい。