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数カ月間の長いロックダウンの間、出社していたことを多少懐かしんでいたとしても、再び出社が始まるとラッシュアワーの満員電車にきっとめげてしまうだろう。それが現実だ。しかし、南アフリカのクルーガー国立公園にオープンする信じられないほど素晴らしいホテルの車両に「乗れば」、そんな気持ちは起こらないはずだ。
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古い列車を改装した超豪華鉄道ホテル、クルーガー・シャラティ(Kruger Shalati: The Train on the Bridge)は鉄道旅行の魅力を呼び覚まし、そしてそれ以上のことを体験させてくれる場所になるだろう。ホテルがあるのは、サビエ川に架かるセラティ橋の上。列車は永久的に固定されているので動くことはない。客室数は31部屋で、そのうち24室はガラス張りの客車。残りの7室は線路の隣に建設される「ブリッジハウス」という部屋だ。
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宿泊客は、橋に新しく作られる歩道を自由に散策することができ、サファリの人気スポットであるクルーガー国立公園の美しい景色が眺められる。また、川を見下ろすような場所に置かれたプールもあり、リラックスしていると野生動物が出現するなんてこともあるかもしれない。
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クルーガー・シャラティのサイトでは、「ホテルは100年近く前に同公園を探検した先人たちにオマージュを捧げるように設計された。列車が設置される場所そのものが、1920年代初頭に最初に公園を訪れた人たちを祝福していて、クルーガー・シャラティの列車はかつて列車が停泊していた場所と全く同じ場所に置かれる」と説明。
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セラティ橋にはすでに一車両分の客室が設置されているが、現地のロックダウンと現在の移動規制のおかげで、ホテルの建設が遅延。ホテル側は、南アフリカが実施中の旅行規制を解除するのとタイミングを合わせ、2020年末までにオープンすることを望んでいる。すでに仮予約することは可能だ。
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ホテルがオープンすれば、旅行者のいないクルーガー国立公園の、道路で寝ていたライオンのようにうたた寝を楽しむことができるだろう。ただし、ベッドは最高の寝心地のはずだ。
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