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こと電車に関して言えば、日本ほどそのスピードと効率に定評のある国もないだろう。鉄道会社は国内第一の輸送手段であることに特別な誇りを持っており、高い基準のもとで常に野心的な試みてきたのだ。例えばJR東日本は、最近になって新幹線をより高速で運行するための取り組みを発表している。
このような高速化の動きは、JR東日本の東京青森間を走行する東北新幹線にも波及している。東北新幹線は走行区間によって異なる速度で走っており、この新たな工事で岩手県盛岡市から新青森駅間の最終区間での走行速度に限って加速される。現在は時速260キロメートルで走行しているが、やがて時速320キロメートルにまで速度が向上する見込み。
すでに最終一つ手前の区間では時速320キロメートルで走っているが、終点に到着するまでその速度を維持するには単なるエンジン調整以上のことが求められる。トンネル緩衝工の延伸など騒音緩和のために24カ所での追加工事が必要となり、この点についてはJR東日本は工期の完了までに7年を要するとしている。
このような大規模な工事には、それだけの価値があるのだろうか。今回の工事によって最終区間の178.4キロメートルで加速すれば、新青森駅への到着は最大5分程度短縮される。この5分がどれほど重要かは人によるだろうが、時は金なりと考えるならば、2027年まではその恩恵に与れないとしても、この時間節約には大きな意義があるはずだ。
なお外国籍向けの新幹線旅行には、『JR Tokyo Wide Pass』などが使えるので、知り合いなどに紹介してみてはどうだろうか。
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