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5月15日にアーティストの登録を開始した『アートにエールを!東京プロジェクト』は、予定人数の4000人の4倍に当たる1万6000人からの応募があり、同日18時をもって受け付けを締め切った。
2020年4月15日、小池百合子東京都知事は補正予算案を発表、2007億円を充てる「経済活動と都民生活を支えるセーフティネットの強化」の一環としてアーティストへ支援を行うことを表明した。その後、4月24日の記者会見で具体案として『アートにエールを!東京プロジェクト』を発表。概要は、プロとして芸術文化活動に携わるアーティストなどから動画作品を募集、専用サイトで配信し、制作したアーティストやスタッフなどに出演料相当として1人10万円を支払うというものであった。
登録後、動画の企画概要を応募し、採択後に制作された作品が専用ホームページで配信される予定で、企画応募は5月20日(水)~6月12日(金)を予定していたが、受け付け開始は5月27日(水)に延期となった。なお、受け付け締切は6月12日のまま変更はない。
東京都が設定した枠を大きく上回る応募があったことで、これまで音楽や映画を中心に着目されがちであった経済的な苦境が文化活動全体に波及していることがあらためて浮き彫りになった形だ。
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