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2020年12月2日、東京都知事の小池百合子は、現在展開中の「Go To トラベルキャンペーン」の東京発着旅行の利用自粛を呼びかけた。対象となるのは、重症化するリスクを念頭に65歳以上と基礎疾患を持っている人、期間は12月17日(木)まで。すでに予約済みの旅行のキャンセル料は12月13日(日)24時までに申し出れば無料となるという。
小池は、12月1日に内閣総理大臣、菅義偉と会談した結果、一時停止ではなく自粛で合意したという。東京新聞によれば、東京都は一時停止を視野に入れていたが、基礎疾患を持つ人には診断書提出が必要で手続きが煩雑になるとの意見を勘案し、自粛に落ち着いたという。
2日に記者団の取材に応じた小池は、「東京の経済規模は極めて大きく、全国への波及効果も大きい。その点を意識して自粛に合意した」旨をの明らかにし、経済への配慮もにじませている。東京都は、11月28日から酒類などを提供する飲食店へ時間短縮営業を要請したばかりだった。
なお、12月2日現在の新規陽性者数は500人(前日は372人)、重傷者数は59人(前日は62人)。
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