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日本最大級のLGBTの祭典『東京レインボープライド2018』が、4月末から9日間にわたって開催された。筆者は、パレードが行われた最終日の5月6日(日)に会場を訪れ、レインボーファッションに身を包む各国の参加者を追いかけた。
ジェリカ・ミズラヒ(ゲイ)
アメリカ出身のジェリカは、4年前に『東京レインボープライド』に初参加した。アメリカに住んでいた時は、すでに大きくなっていたアメリカのパレードで権利を訴えることには興味が湧かず参加していなかったが、日本で参加し始めたのは、ゲイである自分が権利を主張するシンボルになりたかったからだそう。今年は、スポンサーのソニー・インタラクティブエンタテインメントの一員として参加。
ファッションポイント:レインボーカラーのプレステのリモコン
Dayway Chief(ゲイ)
台湾では「同性愛者のゴッドファーザー」と称されているチーフ。1986年に台湾で初めてカミングアウトをした人物で、当時から30年以上もの間、同性結婚を法的に認められてもらうため行政や司法機関などと争ってきた。今回のパレードには、台湾のLGBTQ人権擁護団体(TAPCPR)の一員として参加。日本のパレードに初参加した感想は、日本語が話せないことで、訴えができるか不安だったが楽しめた。列にきちんと並んでいることや、裸がNGというルール、服装が地味なことに少し驚いたそうだ。
ファッションポイント:レインボーのフラッグ
カズ(左)とクリス(ゲイ)
パレード初参加のカズと、仕事でアメリカに行くことも多くニューヨークのパレードなどに参加したことのあるクリスの2人組。2人は、国内最大のゲイアプリ9monstersとゲイ雑誌『Badi』、新宿二丁目にあるクラブAiSOTOPE LOUNGEによる合同フロートに参加。団体のドレスコードが和と赤だったということで、今回の衣装をセレクトしたそう。来年も休みがとれたら参加したいと、パレードを楽しんでいた。
ファッションポイント:バラ柄の鯉口シャツ
かよ(女装)
女装家のかよは、パレードに初参加。多くの人が昼間から自由な服装に身を包んでいたことや、会場の賑わいに驚いたそうだ。
ファッションポイント:透けるレインボー
ちか(バイセクシャル)
レインボーの羽が輝く、バイセクシャルのちか。今回は友人と一緒に初参加し、参道からパレードを見ていた。ニューヨーク出身のちかは東京のパレードの印象を、とてもコンサバティブと一言。
ファッションポイント:バイセクシャルカラーを取り入れたラベンダー色リップ
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