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コロナ禍において広がりつつある、ワーケーション(Workation)という言葉を知っているだろうか。「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、オフィスを離れて普段とは違う環境で働くという新しい働き方の一つだ。
都内にいながらにして、非日常な空間で豊かなひとときを過ごし、仕事にも集中することがラグジュアリーホテルはワーケーションとして最適。ここでは都内のハイエンドなホテルが提案する、魅力的なリモートワークプランを紹介したい。
海外や遠方への旅がなかなかできない今、都内で究極のワーケーションを試すのはスマートな選択と言えるかもしれない。都心のホテルで過ごすことで、今まで気付かなかった東京を再発見してほしい。
1. パノラマビューを独り占めする。
レインボーブリッジを一望できるパノラマビューが素晴らしいヒルトン東京 お台場。2020年7月31日(金)まで実施する、7泊のワーケーションプランでは、Wi-Fiはもちろん、滞在期間中の駐車場、ジムも24時間無料で使用できる。1000円追加で朝食をとれたり、館内レストランが30%割引になる特典も。全室にプライベートバルコニーがあり、心地よい潮風を感じられる。プリンターやパソコンの貸し出しなどに対応するビジネスコネクティビティステーションも、リモートワークには心強い存在だ。
2. 日本庭園を眺める。
9時からチェックインでき、18時までのデイユースをファーストクラス気分で体験できるのがニューオータ二。6メートルの大滝や350匹もの錦鯉が泳ぐ清泉池が壮観な日本庭園を散策し、気分転換したら、きっと新しいアイデアが湧いてくる。ラグジュアリーホテルだけに、郵便局やATM、コンビニエンスストアなども館内にあるのがうれしい。1万6,000円の滞在費にはサンドイッチやおにぎり、乾杯セットなどの6種類から選べるルームサービスも含まれている。
3. 東京の波を五感で感じる。
今年6月に開業したウォーターズ竹芝の一角にある、メズム東京、オートグラフ コレクションは「TOKYO WAVES」がコンセプト。全265室にカシオのデジタルピアノが設置されるなど、五感を魅了するホテルだ。広々としたバルコニーのある部屋も多く、浜離宮恩賜庭園と東京のウォーターフロントを臨む絶景を味わうことができる。 ワーケーションにぴったりなショートステイプラン『ザ・ワークプレイス』は9〜17時の利用で3万円から(13時まで利用の場合は2万5,000円から)。猿田彦珈琲のオリジナルブレンドや不二家の「ペコちゃん」とコラボレーションしたアメニティ、冷蔵庫のハートランドのビールなどは無料。プランは9月30日(水)まで。
なお、6月にはウォーターズ竹芝の敷地前面に新たに船着場が誕生し、浅草や両国、お台場などへアクセスできる水上バスの定期運航が始まったほか、7月13日からは、竹芝と羽田空港を結ぶリムジンボートの運航も始まるため、船でのアクセスもおすすめ。
4. 和の芸術空間で過ごす。
日本美のミュージアムホテルと呼ばれるホテル雅叙園東京で、ワーケーションとは贅沢な体験だ。チェックイン9時、チェックアウトは翌日の18時という最大33時間滞在できるリモートワークプラン(5万8,000円から)もある。滞在中は朝食、インルームダイニングにてランチ2回も付き、室内のミニバー、リフレッシュメントを用意。また各種充電器の貸し出しや、コピーが30枚まで無料など、ビジネスへのサポートも手厚い。
利用時間により料金は異なるが、最短となる5時間のプランで2万円から、3日間のプランで7万4,000円から。平日限定。
テキスト:間庭典子
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