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テキスト:君島友喜
ユニクロは5月24日、Tシャツシリーズ「ドラえもんUT」の先行発売を記念したイベントをビックロ ユニクロ新宿東口店で開催し、同シリーズでコラボレーションを行ったアーティスト村上隆を招いたトークセッションを行った。
村上のほか、ユニクロのUTコラボレーション推進部部長の松沼礼が登壇。今回のコラボレーションについての思いを語り合った。
松沼は、企画が誕生した経緯について、「森美術館で開催されたドラえもん展に、村上さんの作品が展示されているのを見て、国民的ポップアイコンのドラえもんと、名だたるポップアーティストである村上さんの作品をもっと世界に発信していきたいと思ったのがきっかけです」と説明。
これまで様々なブランドとのコラボレーションを実現してきた村上は、「僕がブランドとコラボするときに気にするのは、どうブランドを守って、なおかつ価値を上げられるか。それをするには、関わる人たちの意志が強くないとできません。日本人は良くも悪くも飽きっぽく、永続的なブランドを構築していくのが下手。でも、藤子・F・不二雄プロの伊藤社長や小学館の皆さんは、ドラえもんに対しての継続的な情熱がすごい。だからドラえもん展で関わらせていただくことになったとき、その想いや世界観に傷をつけずに、ギリギリまでどう僕を主張するかがテーマでした。そのとき制作した作品が、今回のユニクロとのコラボレーションに発展したんです」と語った。
「ドラえもんUT」は、5月25日から、日本を含む19の国と地域で発売を開始。発表とともに世界中から問い合わせが殺到しているという今回のコレクションが、グローバル規模でムーブメントとなるだろう。