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映画『ジョーカー』をまだ見ていなくても(5つ星のレビューがついているので見るべきだが)、大きな話題になっているのは知っているかもしれない。暴力の賞賛、はたまた暴力の告発か? オスカー確実の名作? スコセッシのパクリ? その全部だとしても時代の空気を取り込んでいるのは間違いない。
ホアキン・フェニックスが気取って階段を降りるシーンではそれが際立っている。そして、この階段は実存するのだ。『ジョーカー』は意図的に昔ながらのニューヨークの雰囲気(いわゆる「ゴッサム」)を演出しているので、ブロンクス、具体的にはハイブリッジ周辺を訪れることになる。
シェークスピア・アベニューとアンダーソン・アベニューの2つの通りを結び、ウェスト167thストリートに続く場所だ。グーグルマップに 「1170 Shakespeare Ave」と入力すると表示される地点のすぐそば。 階段でポーズをとるまでに待ち時間がかかるかもしれない。現場は映画のファンのちょっとした聖地のようになっているからだ(つい最近、ネット上では「宗教関連スポット」のタグが付けられた)。
地元の写真家、レイ ・H・メルカドがこの階段をはじめ、『ジョーカー』に関する場所で撮ったスナップショットは素晴らしいので、記念撮影の参考にするのもいいだろう。
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ちなみに、タイムアウトニューヨークで本記事をポストしたところ、大きな反響があった。近所に住む人たちからの苦情が主だが。なので、もし行く場合は自分がヒーローもしくは、スーパーヴィランではないことを胸に、近所のコミュニティーに敬意を払って訪れてほしい。
Please don’t encourage people to come to the Bronx for this Tomfoolery. Much obliged #BronxBornAndBred
— J F Seary (@seary1) 2019年10月18日
— 👻 Spook-ichi 👻 🔜 LA (@ichibadassTV) 2019年10月18日
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『Joker fans, here's where you can go dance on those steps in the movie』の原文はこちら