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日本薬科大学と麺屋武蔵は、免疫バランスを整えるテイクアウト仕様の特製ラーメン『医療従事者応援 冷やし麺』を共同開発し、新型コロナウイルス軽症者の受け入れを行う施設関係者へ無償提供することを発表した。
麺屋武蔵と日本薬科大学は、これまでにも「からだに優しく、そして美味しく」をコンセプトに、花粉症、インフルエンザ、熱中症対策など季節ごとの不調を和らげる薬膳ラーメンの『対策ら〜麺』シリーズを期間限定で開発しており、今回はシリーズの第5弾目となる。また、テイクアウト仕様のラーメン開発は、麺屋武蔵初の試みになるという。
東洋医学の観点から食材をセレクト
日本薬科大学は、日本で最初に漢方薬学科を設立したことでも有名だ。今回の『医療従事者応援 冷やし麺』は、漢方研修部の学生と管理栄養士の資格を持つ棚橋伸子が監修。東洋医学の観点から疫病に対する抵抗力を高め、免疫バランスを整えるとされる食材を採用することで、気力や体力を補い、スッキリした気分を味わえる冷やし麺を作り上げた。
滋養強壮効果で有名なスッポンや高麗人参を使用したジュレ状のスープや、急性感染症の清熱薬として処方される板藍根(バンランコン)、免疫バランス調整に効果的なハトムギ、気の流れを良くするミョウガやオオバを使用。そしてぜいたくな厚切りの鶏チャーシューをトッピングし、気力、体力を補う素材をふんだんに取り入れた一品となる。さらに、冷やし麺とともに、北西酒造同大学が共同開発した甘酒『甘こうじ』もセットで提供される。
オンラインを積極的に活用する日本薬科大学
今回のメニュー開発は、打ち合わせから完成試食会に至るまで、関係者がオンライン会議システムを利用して進められた。4月初旬から全国でいち早く全学オンライン授業の開始をした同大学は、「たとえキャンパスに来る機会が失われても、「学びを止めない」ことが(大学の)社会的責任である」とし、その取り組みは注目を集めている。
産学連携による医療従事者支援、オンライン学習を駆使した開発と、「withコロナ時代」の新しい取り組みとなった『医療従事者応援 冷やし麺』。このラーメンは、6月10日(水)にアパホテル&リゾート 横浜ベイタワーで限定40食が提供される予定だ。
テキスト:西山綾加
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