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世界各地で送られるようになった、ウイルスと戦う医療現場関係者への「感謝の拍手」。スペインでも20時に一斉に拍手をすることが定着しているが、首都マドリードでは、この拍手運動に加えて少し風変わりな「あいさつ」をする動きも広がっている。
きっかけは、マドリードのラバピエス地区に住む隣人が、20時の拍手の後にベランダからモップを突き出して「あいさつ」をしていたことから始まった。その様子を見ていた近所の住民に「モップのあいさつ」は大ウケ。
翌日から少しずつ真似する人が増え、この「モップ現象」は日増しに広がっていったという。今ではラバピエス地区全体で行われる地域現象となり、近郊に住む人々は毎日モップやホウキなどをベランダからかざしてご近所にあいさつするようになったという。
また隣国イタリアでは、竹竿の先に付けたシャンパングラスで乾杯し合う住民の様子がSNSで話題に。スペインよりも早い段階でウイルスの被害が広がったイタリアだが、人々は笑いを絶やさずに日々を過ごしている。
Io e i miei amici quando a 70 anni saremo ancora in quarantena pic.twitter.com/vHI8HsmFup
— Trash Italiano (@trash_italiano) April 15, 2020
外出が禁止されてすでに1カ月以上が経過したイタリアやスペインでは、感染者数が少しずつだが減ってきており、外出制限の成果が反映し始めている。まだまだ先は長いが、当たり前だった日々を取り戻すため、人々は励まし合いながら隔離生活を続けているようだ。
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