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忍者NINJA議員連盟会長の古屋圭司(前列右から2人目)ら
自民党の忍者NINJA議員連盟の設立総会が、「忍者の日」の2月22日(木)に国会で開かれた。発起人である衆院議員の古屋圭司(ふるや けいじ)や、甲賀(こうか)流忍術を受け継ぐ武術家で忍術研究家の川上仁一(かわかみ じんいち)ら約20人が参加し、活動目的などを話し合った。
自治体として2015年に発足した日本忍者協議会。これまで、忍者の学術や歴史研究、忍者をいかした観光振興や文化振興、地域経済の活性化などを図ることを目的に活動してきた。議連となったことで、2019年に迫る『ラグビーワールドカップ』や2020年の『東京オリンピック・パラリンピック』を見すえ、ゆかりのある各地域の連携を進め、忍者を日本の観光資源としてさらに世界へアピールしていく。今後も定期的に会合は開かれ、忍者ミュージアムの建設や映画製作などについて話し合われる。
一方、世界に発信する際に、「入り口は華やかでも、忍者の本質を伝えるべき」という声もあがった。最後の忍者と呼ばれる川上は、「忍者の忍は『耐え忍ぶ』ということ。これは、江戸時代から言い伝えられてきた。忍者は庶民が安全に生きていくために、戦わないための情報収集をしてきたことなど、歴史的な背景を知ってもらいながら、日本文化としての忍者を世界中に発信していきたい」と話した。